黄落や坂に沿ひたる坂の家

掲句は倉敷阿智神社の石段での句。津山の鶴山公園下にも同じようなところがある。坂にある家だから坂に沿うのは当たり前だが、実に上手く造られていると思う。なおかつ立派な家が多い。学生時代に友人が留守番を頼まれているから遊びに来いと言うので出かけて行ったらそんなお屋敷で驚いたことがある。家の前にせり出した石崖があり、後ろに行くほど高い位置に座敷があって、そのさらに後の坂道を上った所に門があった。好きにして良いと言われているからと、ジュースやら何やらを台所から持ち出して、見晴らしの良い座敷でご馳走になった。友人は持ち主の夫婦は海外旅行でしばらく帰らないからと言っていた、、、。(2014年秋詠)

「黄落や坂に沿ひたる坂の家」への4件のフィードバック

  1. いい経験をしましたね。
    そんな立派なお屋敷で自由にのんびり出来て、今だったら何句もうかんだ事でしょう。
    尾道も坂の街、2階建てや3階建ての家がどの階も道路沿いの珍しい光景を思い出します。

  2. 阿智神社のあたりの風景はいいですね。特に今の季節ですね。崖に烏瓜が垂れ下がっていて、下に小学校の校庭が見えて‥。

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