春雪のどこか明るさ持て降れり

勝山に「タルマーリー」というパン屋さんがあります。先入観なしで行きましたが、最近ちょっと有名なパン屋さんらしいです。御前酒の辻本店さんなどがある通りに面した古民家を改造した小さなお店で、看板がないと古い空店舗といった佇まい。古い商家の土間のあたりが小さなお店、その後にパン工房、奥の住居部分の畳みの小部屋と台所の部分に設えたカウンターが小さなイートイン・カフェとになっています。その薄暗いそのカウンターでコーヒーを飲みながら、木枠のガラス窓越しに雪の降る裏庭を眺めるのは、まるで昭和に戻ったような懐かしさでした。ちょうどパンが焼かれている時間帯で、コーヒーを飲んでいる間に三回ほどブレーカーが落ちて停電になったのも一昔前のようでご愛嬌、、、。パンも美味しかったですよ、、、。(2013年春詠)

「春雪のどこか明るさ持て降れり」への2件のフィードバック

  1. いいパン屋さんが見つかって良かったですね。
    勝山の御前酒は思い出深いお酒です。
    大阪茨木市に住んでいた時、改装された阪急茨木市駅の中に出来た酒屋さんに御前酒が置かれていました。
    岡山のお酒なので買って帰って飲んでみるととても美味しくついつい4合ほど飲んでしまいました。
    それまで日本酒はあまり好きでは無かったのですがこの出会いが日本酒好きにしてくれました。
    広島に移ってからも仕事で鳥取に行った帰りに御前酒を買い求めた事も有りました。
    最近はもっぱら広島のお酒を飲んでいますが、また機会が有れば御前酒を買い求めてみましょう。

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