一角の秘密基地めき葛の花

葛の繁殖力には恐ろしいものがありますね。大きな木もいつの間にか自分の物にしてしまう。木から木へ移り、下にぽっかり空間が出来ている。秘密基地にちょうどいいなと思ってしまった、、、。男の子に秘密基地は付き物だった。こういう自然に出来た空間はもちろんだが、自分たちで穴を掘って秘密基地を作ったことがあった。数人がかろうじて入れる穴の中に、てんでに家から盗んできた食料を持ち込み、これまた仏壇から持ってきた蝋燭を灯して遊んだものだが、大人に気付かれると次の日には基地は消滅した。今思えばずいぶん危険な遊びだったが、面白さはTVゲームの比ではない、、、。(2010年秋詠)

「一角の秘密基地めき葛の花」への4件のフィードバック

  1. 川と畑の間に小川が有り、小川の水が川に合流する場所に水門の様な所が有りました。その地下が祠の様になっていて子供達の遊び場になっていました。
    今にして思えば水が出ると逃げ場のない所だったと思いますが幸いその様な事故は有りませんでした。
    今はどうなっているのでしょう?

  2. 散歩コースの一つに荒れ地があり、葛や諸々の草々が生い茂っていて、その脇を通る度ごとに、其処はいつも気掛かりな場所です。秘密基地!ですか、思い掛けない発見、さすが男子ですね。
    子供の頃の遊びには夢が有りましたね。おのこも交えての遊び、屋内ではパッチン、ビー玉、戸外では蛍狩り、缶蹴り、かくれんぼ、屋根に上がったり、味噌部屋?へ隠れたり、今の子供達には無い遊びでした。

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