子のごとく叱る草の実付けし猫

叱って効果がある訳でもなし、猫のほうも心得たもので、耳を畳んで首を縮め、おとなしくしているが身体は低く、いつでも逃げ出せる体勢をとっている。たいてい後二つ三つのあたりで気を緩めると、するりと逃げ出してしまう、、、。まあ草の実だから良いようなもので、下手をしてドブにはまって帰ってきた時は最悪である。風呂場の戸を閉め、引っかかれないように気をつけながら、しばらく格闘することになるのである、、、。(2010年秋詠)

「子のごとく叱る草の実付けし猫」への5件のフィードバック

  1. 犬も猫も飼った事が無いので実感はありませんが、猫の行動に振り回されて大変な目に合うのですね。
    好きな人にとってはそれも又可愛く、うれしいのでしょうか?

    1. そうですね。うれしくはないでしょうが、仕方が無いかと受け入れていますね。
      今我家には猫は居ないのですが、見回りに来るボス猫にまた交替があったようです。
      たぶん先日見かけたアメリカンショートヘア風の大きな猫になったのでしょう。

  2. 俳諧味たっぷりの句ですね。猫って、悪がきの二歳児ベビーギャングってところですね。

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