独言ゆふても一人山眠る

「室戸」その4 室戸岬の灯台の近くにある最御崎寺までは車でも登れますが、海岸を歩いているうちに遍路道を見つけ、ほんの出来心で、歩いて登ってみました。二十分ぐらいかかったでしょうか、正直なところ運動不足の身体にはきつくて、途中で何度も後悔しましたが、そのぶん最御崎寺の山門にたどり着いた時の喜びは大きいものでした。遍路道と言ってもごく普通の山道で、違うところは道端の木にお遍路さんの残した道しるべがたくさん下がっていたことです。じっくりと見たわけではありませんが、古くからの物が大切に残されているようでした。ごみは落ちていませんでした。まさに信仰の道です。遍路道を歩いたのはここだけですが、いつか歩き遍路をしてみたいと思うようになってしまいました、、、。(2011年冬詠)

「独言ゆふても一人山眠る」への4件のフィードバック

  1. 咳をしてもひとり という句を思い出させられました。
    歩き遍路をされた方の本を読んだ事が有りますが、足のマメに悩まされながら雨にも負けず、時には道に迷って同じところを何度も通ったりとそれは大変な様です。
    そんな中でお大師様を見たという記述が有った事を思い出します。
    元気なうちに体験してみて下さい。
    いい句が生まれるかもしれません。

  2. 室戸岬の海岸の岩場で遊んでいて、見あげるとずいぶん切り立った山の上に灯台があるのでびっくりした覚えがあります。そんな険しいところに遍路道はあるんですね。険しさを知っての遍路へのあこがれですね。

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