芽吹く木のにほひに力もらひけり

毎年この季節になると感じる匂い。山や森や、小さな庭でも感じる事がある。特定の木の芽吹きの匂いなのか、それともいろいろな芽吹きの纏まった匂いなのか。毎年追及するのですがいまだ不明です、、、。(2018年春詠)

するすると縮むクレーンや春の暮

空に伸びたクレーンが動くのを見るのは好きですが、伸び縮みするところが見えることは滅多にありません。たまたま終業の時刻と散歩の時刻が重なった偶然、と言うほどの事でもないですね、、、。(2018年春詠)

コーラスをヨガを旧家の春の昼

しばらく行っていませんが、早島のいかしの舎、旧家の広い座敷がいろんな事に使われています。句会はもちろん、コーラス、ヨガ、コスプレの撮影会を見かけた事もあります。掲句は昨年の春、、、。(2018年春詠)

燕来る街の小さな自転車屋

また少し早くなったような気がする初燕は3月13日、やけに寒い朝の雲の間に広がり始めた青空を見上げると、高い位置に二羽の黒い影、動きは明らかに燕でした。慌てて手帳を取り出し初燕と書き、もう一度空を見上げるともう姿はありませんでした。まだどこかへの旅の途上だったのかも知れませんね、、、。(2018年春詠)