ぼうとして立つ川端や柳の芽

遠くから見ると冬の間は枯色だった木がなんだか緑色がかって見える。それもはっきりした緑ではなく、ぼんやりと緑色に。視力の衰えかと何度か瞬いてみるが、いっこうにはっきりとはして来ない。まるで自分の頭の中のようだと、春の日差しの中で思ったときの句、、、。(2016年春詠)