枇杷の花海近ければ海を向き

昨年の11月、児島「風の道」吟行での句。海の見える遊歩道脇に、自生したものだろうか、何本かの枇杷の木があった。海を向いて少しだけだが白い花が咲いていた。掲句を詠んで句会にも出したが、後になって枇杷の花にしてはちょっと早すぎるような気がして、ずっと気になっていた。それが先日、散歩の途中で花が咲いている枇杷の木を見つけた。こちらはいつもの道の見慣れた木、間違いようがない。やっぱりあれは枇杷の花で間違ってなかったんだと、なんだかホッとした。ちなみに我が家の枇杷の木は、まだ咲いていない、、、。(2016年冬詠)