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犬と歩けば

渡辺牛二の俳句ワールド

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日別: 2018年11月14日

軽やかな音は小春の一両車

いつもの姫新線です。コトコト、コトコト、、、。（２０１７年冬詠）

投稿者牛二投稿日: 2018年11月14日2018年11月11日カテゴリー 2017タグ冬, 小春軽やかな音は小春の一両車への2件のコメント

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行く宛のありしか蟻の足速し
早乙女の完全防備顔見せず
青嵐葉裏ばかりを見する山
尻尾だけ見ゆる大物青大将
ほととぎす程よき距離に向山
色とりどり牡丹の数の傘さして
すぐそこに雨の来てゐる南風かな
草生えて土橋も夏の装ひに
五月はや毛虫数多の顔並べ
触れさうで触れぬ池の面夏燕
雨蛙バケツの柄杓占領す
すれ違ふツンと樟脳更衣
軒下に吊られフリルの黒日傘
深曇る空より垂れて棕櫚の花
桜桃の鳥が見にくる熟れ具合
牛蛙グウと一声沈みけり
この頃のバナナ美味しき朝の卓
青梅の青より零れ昨夜の雨
雲置いて中国山地若葉寒
厨より蕗煮る匂雨しとど
夏来る光も影も緑して
初夏や怒涛の如く句の湧きて
行く春や幟たどればぼたん寺
池の春ゆるりゆるりと鯉の道
八十八夜土手のすかんぽ真つ盛り
城址てふつつじ群れ咲くひと所
夜も緑朝も緑の五月かな
息切らす八十八段花は葉に
一面の金波銀波となる茅花
老犬の休む日陰や著莪の花

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行く宛のありしか蟻の足速しに牛二より
行く宛のありしか蟻の足速しに money.child より
早乙女の完全防備顔見せずに牛二より
早乙女の完全防備顔見せずに money.child より
尻尾だけ見ゆる大物青大将に牛二より

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