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犬と歩けば

渡辺牛二の俳句ワールド

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日別: 2019年2月13日

足跡をたどれば我が家春の雪

早朝のミステリー、、、。（２０１８年春詠）

投稿者牛二投稿日: 2019年2月13日2019年2月8日カテゴリー 2018タグ春, 春の雪足跡をたどれば我が家春の雪への2件のコメント

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大鯰土管の口にひげ覗く
影が影追ひかけてゐる目高の子
黒南風や昼は「野ばら」の楽流れ
雄鶏の声の遠くに明易し
夏蝶の風を味方に屋根越ゆる
みちくさの少女水色梅雨の傘
あるもので済ませ一人の梅雨籠り
転ばん体操梅雨の晴間を開け放ち
遠目にも一樹まるごと栗の花
夏の鴨空一回りして降りる
ひとりでに生えて南瓜の花開く
初夏やパセリも庭の賑わひに
六月やいつも何かの花匂ひ
紙魚走る方法叙説古本へ
まくなぎの叩けば己が痛みのみ
夏鶯同士の声の真ん中に
一声をあげて始発か明易し
夏川の列なして行く恋の鯉
田蛙の声止みしとき真の闇
草むしる祢宜の腰には蚊遣香
フランス語混じり香水闊歩する
行く宛のありしか蟻の足速し
早乙女の完全防備顔見せず
青嵐葉裏ばかりを見する山
尻尾だけ見ゆる大物青大将
ほととぎす程よき距離に向山
色とりどり牡丹の数の傘さして
すぐそこに雨の来てゐる南風かな
草生えて土橋も夏の装ひに
五月はや毛虫数多の顔並べ

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大鯰土管の口にひげ覗くに牛二より
大鯰土管の口にひげ覗くに money.child より
影が影追ひかけてゐる目高の子に牛二より
影が影追ひかけてゐる目高の子に money.child より
黒南風や昼は「野ばら」の楽流れに牛二より

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