代田より明けて日本の朝となる

田植の準備が始まり水が張られる。そこにトラクターが入り代田となる。夜明に通ると昨日まで一面の土色だった田圃が一日にして光を持ち、どこよりも早くから輝いている。美しい。これが日本の原風景ではないか、毎年この季節になると思う、、、。(2017年夏詠)

水平に空の一枚大代田

田植が始まりました。水の入った広い田圃に朝の光が反射して、上にも下にも空があるようです。時々私の実家の狭い風景と比較してみるのですが、実家の隣に田圃が一枚あって、その次に川があって、また一枚田圃があって、その次に隣家があります。たぶんそれだけの風景が、この一枚の田圃に収まるだろうと、、、。(2016年夏詠)

代田から代田へ朝の風の波

毎年のことですが、代田の広がる朝の風景は美しいと思います。まさに日本の原風景といった感じ。素人の私の観察では、たいていの場合田植の前日の夕方に代掻きをし、一晩置いて静まった翌日に田植をするようです。すなわち、その朝の代田の鏡のように空を映した輝きを一番美しいと感じるのです、、、。(2015年夏詠)

天に地に空あり代田広ごりて

農作業を観察してみると、前日の夕方までに代掻きを済ませ、翌日朝から田植というケースが多い。夕方の代掻きが済んだばかりの田には濁りがあるが、一晩たつと落ち着いて澄んだ色となる。それを散歩の土手の上から見ると、ちょうど昇りかけた朝日の光の角度によるのだろうか、まるで上下に空があるようにきれいに映って見える。前日の夜に、遅くまでトラクターの音が響いていると思っていたら、一晩でこの風景が出現するのである。それも兼業農家が多いからだろうか、合わせたように一斉に休日に、、、。(2013年夏詠)