列車着く頃や冬日の差し初めて

昨年の誕生寺吟行での句、駅で県南から来る句友の到着を待っていた時間だから午前十時前頃、やっと雲の間から駅舎の前に薄日が差してきてホッとした。晴天とはいかないだろうが、初冬らしい吟行日和の予感、、、。(2017年冬詠)

鐘一つ鳴れば冬日の零れ落つ

「室戸」その10 これで十句終わりです。八十八箇所めぐりのお遍路なら結願ですね。掲句は最御崎寺での句です。今更ですが最御崎寺は「ほつみさきじ」と読みます。四国に居る間に十箇所ぐらいの札所寺を巡りましたが、一番気に入ったのがこの最御崎寺です。中には商業一筋と言った感じでがっかりする寺もありました。最御崎寺は室戸岬の灯台より少し高い位置にあり、灯台までは降りられないのですが、行き止まりにあるフェンスの位置からは灯台の周囲に植えられた水仙がきれいに咲いているのが見えました。四国での勤務を終える少し前、ちょうど今頃の一人吟行でした、、、。(2011年冬詠)