ちょっと早いですが泳ぎ始めましたのでこの句を。ちょうど真鯉の大きな眼の高さ、睨まれているような感じでした、、、。(2023年春詠)
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セルフレジ汗する間無く店員が
もう慣れたからもっぱらセルフレジを選びますが、慣れるまでは大変でした、、、。(2022年秋詠)
ラグビーのポール突つ立つ夏の果
今年はワールドカップの年、期待しています。掲句は一人、通りがかりに母校の夏休みのグランドを見た時の句。丘の上の母校のグラウンドには人っ子一人見当たらない。その中にラグビーのポールが突っ立っている。もう数日もすれば夏合宿に学生が戻って来るのだろうが、今は、静寂、、、。(2022年秋詠)
そこらじゆう韮の花咲く墓域かな
今年も先日済ませて来ましたが、毎年恒例の田舎の実家の墓掃除。実家の古い墓地は家のすぐ裏、畑のすぐ傍です。傍の畑から侵入した韮がはびこってそこら中に韮の花、嫌いな花ではないけれど、反省しきり、、、。(2022年秋詠)
風涼し海に向かへば海の風
俳句で「涼し」は夏の季語、夏の暑さの中にあってこその涼しさを表現する。と、たいそうな事を言うつもりは無いのですが、今日を逃すと書けないと思うのでこの句を、、、。(2022年夏詠)
広島忌空に迷ひのある年も
特異日のように晴れの日の続く広島忌の今日、なぜかぐずついた昨年の今日、ウクライナの戦禍のせいかと思ったりしたものです。そして一年、いまだ収まらず、どうやら今日も、、、。(2022年夏詠)
旱川あぶく流れて生温し
先日はなまぬるい水道でしたが今度は川です。水量が減った川をたくさんのあぶくが流れて行きます。あの泡の正体はいったい何なのか、いまだに疑問です。いい加減なもので、ついこの間まで梅雨の雨が嫌になっていたのに今は雨が恋しい、、、。(2022年夏詠)
「爺爺」と言うて逃げゆく油蝉
「じじじじ」と入力して変換を押すとなぜか「爺爺」と出て来る。不思議、、、。(2022年夏詠)
すれ違ふ雲の遅速も晩夏かな
ふと秋の近い事を感じる雲の流れ、、、。(2022年夏詠)
たわたわと渡る白鷺明けの川
緑とのコントラストで白鷺が一番きれいに見えるのが今頃ではないでしょうか。それもまだ日の昇らない早朝、ゆったりと川の空を渡ってゆく数羽の白鷺、、、。(2022年夏詠)