老釣師もどり来る手にさくら蓼

久しぶりに遭遇した老釣師、「今日は鮎を掛けよう思うて、」「へえー、落鮎ですか?」「いやあ、まだ色が変わっとらんから落鮎じゃあねえが、子を持ってよう太っとるんで、掛かればじゃけどなあハハハ、」と笑いながら準備をしていた、、、。遇うことが少なくなって、歳を取られたのかと心配していたが、これならまだまだ大丈夫。掲句は昨年の老釣師、、、。(2013年秋詠)