鬼やんま見てゐて見られゐるやうな

見事な大きさ、自信のある飛翔、鬼やんまは見ていて飽きないですね。そんな鬼やんまが先日裏の用水路に来て、チョンチョンと尻尾を浸ける、卵を産む動作をしていました。この用水路、冬には水が無くなるのです。それでも大丈夫なのかなあ、、、?(2021年秋詠)

鬼やんましつぽで風をあやつりぬ

やんまでも大きいほう、低空飛行でまるで戦闘機かなにかのように立派。少なくなったものの一つ。と思っていたら昨日我が家の庭にやって来た。網戸の外にホバリングして部屋の中を覗いていた。何度かそのようにして、大して面白くなかったのだろう、向きを変えて飛んで行った、、、。(2016年秋詠)

鬼やんまこの家の間取知るごとく

開け放った田舎の家を、鬼やんまが我が物顔に通り過ぎて行く。まるでこの家の間取を熟知しているかのように、堂々とした飛行だ。昔はよくあった風景だが、今はどうなんだろう。鬼やんまも少なくなっただろうな。(2009年秋詠)