包丁の痩の年月去年今年

掲句の包丁はかれこれ25年ほど前、初詣に落合の木山神社へ行き始めた頃、境内の屋台で買った、新見の松水と言う刃物屋さんのものです。以来研ぐのは私の役目、刃の欠けも何度も研いで直しました。さすがに痩せて、他の包丁に比べるとずいぶん軽く感じます。それでも手放せないのは、愛着でしょうか。刃物にはそんなところがありますね。まるで我が人生のよう、なんて、研いでいて思った時の句です、、、。(2012年新年詠)