いつ見ても人なき家の実むらさき

散歩の途中の普通のお家、いつも小奇麗にされているのだが、人の姿を見たことがない。カーポートに車が入っていたことは一度も無く、壁沿いの同じ位置にいつも赤い自転車が止めてある。白いカーテンのかかった部屋はいつも静かだ。それでいて、庭は手入れが行き届いており、小さな花壇には四季折々の花が咲いている。どんな方が住んでおられるのかと、いつも不思議、、、。(2012年秋詠)