氏神の人なく灯る三日かな

近くの小さな神社です。普段は灯りもなく無人ですが、お正月三が日(時々消し忘れでもっと長く)は終日裸電球が灯っています。人はやはり居ません。拝殿の前にみかんの箱が置かれ「ご自由にお取りください」の貼紙がありますが、さすがに三日ともなるとたいてい空です、、、。(2023年新年詠)

撫で牛の背ナに雪置く初社

「あれっ?」この句はどこかで、と思われた方、ありがとうございます。昨年の年賀状に使用した句です。
明けましておめでとうございます
本年も変わりませずご愛顧のほどをお願い申し上げます、、、。(2023年新年詠)

新年会役員改選にて止まる

今日が町内の新年会、新年会とは言うものの、コロナ禍で宴会なしの総会のみです。総会と言えば付き物が役員改選、半ば順番制とは言うものの、それでもなかなか進みません。今年はどうなる事やら、、、。(2022年冬詠)

現れし祢宜うら若し初祓

もう三十年を越えて毎年初詣に行く神社、昨年は代替わりしたようで、初祓に出て来られた祢宜を見てびっくり、うら若い青年、大丈夫かなあと思っていたら大丈夫でした。力強い太鼓の音と若々しい朗々とした声、一年の初めの行事も無事終了、、、。(2022年新年詠)

正月や雑煮の鰤に骨一つ

けましておめでとうございます
本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます

皆さんどんなお正月をお過ごしでしょうか。掲句は昨年の正月、我が家は昔ながらの鰤雑煮、その鰤の切り身の厚みの長さの小さな骨、、、(2022年新年詠)