新じやがの茹で上げてまだ野のにほひ

「新じやが」なんてのも季語なんだから俳句って楽しいですね。狭い庭の隅にコンポストを置いて野菜屑を放り込むと、時には腐りかけたジャガイモなんてのも在って、それから芽が出て、毎年のように育ちます。ただ、狭いところなのでどうしても連作障害でしょうか、だんだんと小さな薯になってしまいます。食べられそうなのを集めて茹でると何とも良い匂いですが、食べるとそうでもないのです。(1998年夏詠)