雨戸繰るそこに朝日のさす枯木

二階の雨戸を閉めた暗い室内から、それでも小さな隙間から漏れる光に、晴れの日を予感しながら雨戸を繰る。ちょうど目の高さが葉を落とした辛夷の樹上、それぞれの枝の冬芽が朝日を受けて銀色に輝いて目に飛び込んで来る。好きな瞬間、、、。(2016年冬詠)