塀越しに見ゆる家紋や桃の花

古い街道脇の立派な土塀の上に桃の花が鮮やかな色を見せている。古そうな家だなと思いながら、塀の上から覗いてみると、玄関の長押のところに大きな家紋が見えた。玄関の家紋はそれまでに見たことの無い光景だったが、土塀、桃の花、家紋の取り合わせがいかにも日本的で印象に残った、、、。(2012年春詠)

小川にて終わるダム湖や桃の花

国道429号線を知ってからは、倉敷、総社方面へはほとんどこの道を通る。唯一狭いのが旭川ダム沿いの個所、片側がダム湖の曲がりくねった細い道。ここを抜けると、ダム湖へ注ぐ川沿いの広い道へ出る。川の水量はシーズンによるが、少ない時はダム湖同様ほとんど干上がっている。当たり前のことだが、ダムの終点は小川だった、、、。(2010年春詠)