秋の日や手錠の人のうつろな眼

これも古い句です。大阪への出張の途中、トイレ休憩に寄った高速道路のサービスエリアで見かけた景です。護送途中だったのでしょう、トイレから出て来た人のどこを見るでもないような目、手錠、後に目つきの鋭い屈強そうな人、、、。(2000年秋詠)

ひつそりと秋の日の入る四畳半

いつの間にか太陽の角度が変わり、部屋の中に日差が入るようになっている。秋が暑いのはどうもこのせいではないかとさえ思えてきて、カーテンを閉めてみたりするが、やっぱり暑い。とは言え、もう少し我慢すれば、この日差が恋しくてたまらない季節が来るのだ、、、。(2015年秋詠)