神苑の一樹まるごと鵯の声

神社という神社がヒヨドリの住み家なのではなかろうかと思うぐらい、神社に行けばどこの神社でも高木の上から賑やかな声が降って来ます。何を話しているのだか。そんなに美味しい実の生るような木は見当たらないのですがね、、、。(2017年秋詠)

庭の木に鵯の一声葬の家

鵯の句をもう一句。前にも書いたことがありますが、2000年当時はまだ自宅での葬儀が普通でした。道路に面してお庭のある古いお宅の葬儀でした。葬儀も終盤にさしかかった頃庭の木に一羽の鵯が飛んで来ました。鵯は大きな絞るような声で一声鳴くと、たちまち飛び去ってしまいました。その声が妙に耳に残り掲句になりました。(2000年秋詠)

天に鵯地に子どもらの日曜日

岡山大学から程近いところに公園「こどもの森」があります。入場無料ですが自然がいっぱいで手入れも行き届き、子どもたちが遊ぶにはもってこいです。俳句好きの大人が遊ぶにももってこい、ということで合歓の会の吟行があった時の句です。秋晴の公園はたくさんの子どもたちで溢れ、賑やかでした。色づき始めた木々の上にはたくさんのヒヨドリが、これもまた賑やかに秋を満喫しているのでした。無料駐車場が狭いのが難点でしょうか。(2009年秋詠)