いよいよ平昌オリンピック、細かいことは言わずに炬燵の中で何するでない時を過ごそう。見ているつもりがいつの間にか眠ってしまい、終わったあたりで目が覚めるのだろう。こんなことで良いのかご同輩、、、。(2017年春詠)
温度計見ずともわかる春寒し
相変わらず寒いのでこんな句を。もうやけっぱちです、、、。(2017年春詠)
春泥をちらし轍の新しく
土手から河川敷への降り口、舗装が終わったところから春泥の道となる。何台も通るものだから次第に掘れて、水たまりが出来ている。そうすると今度はその水たまりを避けるようにして轍が出来る。この繰り返し、、、。(2017年春詠)
奔放に育ち空家の梅真白
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」なんて言いますが、まさにそうだと思ったのがこの梅でした。空家になって何年になるのでしょう、伸び放題に伸びて自由に花をつけた梅のなんときれいなこと!掲句は昨年、県北で梅が咲くのはもう少し先になります、、、。(2017年春詠)
セールスと話してをれば「あ、梅が!」
我が家の門のところから隣家の梅の木が見えます。面倒なのでセールスの方とは出来るだけ門の所で対応するようにしているのですが、この日もそうやって話していた私の目の先のその木に二、三輪の梅の花、思わず声が出てしまいました。「えっ?」「ほら、あそこ!」、何だか本気で聞いていないのが分かったみたいでその後は、、、。(2017年春詠)
立春の折目正しき寒さかな
掲句は昨年の立春、考えてみれば暖かかった立春など記憶にないですね。今年はまた例年にもましてこれからも寒さが続くようです。皆さまお元気でお過ごしください、、、。(2017年春詠)
山茶花の垣の疲れも春近し
節分です。近いも何も、明日から春ですね、、、。(2016年冬詠)
寒椿仰げば鳥の巣の見えて
見上げた寒椿の木の奥にひっそりと鳥の巣、鳥の姿は見えませんでしたので、何の鳥とも分かりませんが、、、。(2016年冬詠)
冬深しいつも十時の掛時計
二月です。掲句は某喫茶店の掛け時計、動いていません。飾りです。昨年吟行で児島の旧野崎家住宅へ行きましたが、こちらの古い台所の奥に掛かった掛け時計、動いていましたよ、正確に。野崎家住宅は細かい所まで気配りの行き届いた展示がされていて、また行ってみたいところです、、、。(2016年冬詠)
寒晴や音はすれども機影なし
一月も今日で終りです。寒ももう少し、という事で掲句を。寒いけど、どこかに春の近さが感じられる空の色です。機影はどこにあるのやら、、、。(2016年冬詠)