面影のあらで色なき風の駅

掲句、昨年の秋、久しぶりに駅に行くと工事中で、以前とはまるで違っていた。工事用の仕切りに囲まれた一画、以前は何か建物があったような記憶があるが、それが何だったか思い出せない。広い空間にポツンと置かれたベンチに腰かけてしばらく風に吹かれてみた、、、。(2016年秋詠)