そろそろ開花かな?という雰囲気になって来たのでこの句を、、、。正月には正月で一年を思い、桜が咲けば桜で一年を思います、、、。(2023年春詠)
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花は葉に一本桜風に鳴る
最近売り出し中の県北の山間部にある一本桜、ちょっと遅かったようで既に葉桜、風の強い日でした。桜の近くに古いお墓がいくつかありました。そう言えば有名な醍醐桜の近くにも古いお墓があったように記憶しています。今で言えば樹木葬、桜の近くで眠るのも悪くありませんね、、、。(2021年春詠)
桜咲く首切峠夜の闇
真庭市美甘に行く途中に実際にある峠です。史実についてはネットに出ていますから検索してくださいね。今はその下のトンネル(美甘トンネル)を通ります。そのトンネルのところが桜の名所です、、、。(2021年春詠)
触れし手に木肌のぬくみ桜かな
四月一日、西東三鬼の忌日です。三鬼に「花冷えの城の石崖手で叩く」の句があります。かつて三鬼が遊んだ城山の石崖です。懐かしさが表れていますね。掲句は私の駄句、桜の頃の、感慨としては近いものだと思いますが、なかなか、、、。(2021年春詠)
一望の屋根の間にまに桜かな
花の季節になりましたね。掲句は昨年、倉敷阿知神社の絵馬殿からの桜です、、、。(2021年春詠)
今年また桜の下で出会ひけり
桜の季節になると遠くから散歩の足を延ばして桜並木を見に来られるお年寄りの男性。お元気で何よりでした、と昨年の桜の下での挨拶。今年はまだ、、、。(2021年春詠)
金縷梅も桃も桜も甕の中
季語を三つも入れてしまいました。昨年の倉敷美観地区での句。でっかい甕の中の春です、、、。今年の寒さは厳しかったですね。どうやらその寒さも終わりに近づいたようです、、、。(2021年春詠)
桜より老いて一人の桜守
樹齢何百年という桜になると当然ながら桜守は一人ではない。代々受け継いで桜守を続けていくのだろう。年齢は桜よりも若いが実際老いているのは桜守、後継者がいないと悩む姿がテレビの桜中継にあった、、、。(2020年春詠)
さくらさくら桜たどりて峠越ゆ
どこへ行っても桜、どこまでも桜、、、。(2018年春詠)
蘂となり日常もどる桜かな
やっと日常が戻ってきた桜並木、訪れているのは鳥だけです、、、。(2017年春詠)