鴨渡る山湖一夜の宿として

川の鴨が増えたり減ったり、と言う事はここは経由地と言う事なのだろう。もう少しすればその中から、水面の広さと餌の量に見合った適度な数の鴨が残り、賑やかな日々を過ごす事になる。そんな鴨を見ながら山の湖に思いをはせた時の昨年の句、、、。(2024年秋詠)

鵙の声親し生態知りてより

鵙の声が賑やかです。縄張りを主張しながらせっせとはやにえを作っているのでしょう。はやにえは厳冬期の保存食と思っていましたがそれだけでは無いそうです。厳冬期に始まる恋の為の大事な栄養食、はやにえの量が恋の成就を左右するとか。がんばれよ、、、!(2024年秋)

新米を積み軽トラの誇らしく

この時期には近くの米穀商の工場へ新米を運ぶ農家の軽トラによく遇います。新米の袋を喘ぐほど満載した車から数袋を積んだ車まで、いずれの軽トラも私から見れば誇らしげに見えるのです。工場のほうもこの時期は書き入れ時、休日無しで稼働しています。従業員の皆様ご苦労様です。軽トラも、、、。(2024年秋詠)