掲句は昨年のお盆前の句、いつも行くプールのそばの手の届きそうな所に見つけたリンゴの実。この辺りでは珍しい。上手く熟れた所が見てみたいと、日々の変化を楽しみにしていました。ところがお盆過ぎのある日、いくら探してもその実が無いのです。見つけた時よりは色づいていたものの、まだ食べるには早すぎる色でしたから、木の持ち主が採ったとは思えないのですが、、、。(2024年秋詠)
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林檎剥くほつぺの赤き女子社員
昔の東北出張を思い出して詠んだ句です。会社の窓から紅く熟れたリンゴ畑が見えたり、通用口の外のリンゴ箱に規格外のリンゴが山盛り置いてあって勝手に持って帰るとか、東北訛の純朴な女子社員とか、なんとも懐かしい今では考えられないような会社、、、。(2013年秋詠)