出くはして猫身構へる花野かな

また新顔の猫が来だした。各種の猫が混じっているようで、しっぽがやたらと長くて太い。顔はあらいぐまのよう。どう見ても美形とは言えない。餌につられて、少しずつ慣れてきて、最近はニャーと鳴くぐらいまでになった。やっぱり猫には違いなかった、、、。(2000年秋詠)

言訳に友の名を借り秋暑し

某施設の広い駐車場、普段は空いているのを良いことに無断で使わせて貰っています。それでも年に何度かは警備員さんに止められます。「今日はどちらへ?」と聞かれるので間髪を入れず「〇〇で友人と待ち合わせです。」と平気な顔をして言います。たいていはそれで通してもらえるのですが冷や汗ものです。いつまでも同じ言訳も出来ず、、、。(2016年秋詠)

鬼やんましつぽで風をあやつりぬ

やんまでも大きいほう、低空飛行でまるで戦闘機かなにかのように立派。少なくなったものの一つ。と思っていたら昨日我が家の庭にやって来た。網戸の外にホバリングして部屋の中を覗いていた。何度かそのようにして、大して面白くなかったのだろう、向きを変えて飛んで行った、、、。(2016年秋詠)

どもならん眼鏡に落つる秋の汗

下を向いて作業をしていると、汗が自分の眼鏡のレンズの内側に落ちる。視界がゆがんでしまう。汗拭きのタオルで拭くと、すでに汗を吸って汚れているタオルの汗が一緒になって、レンズの汚れとなって残る。ゆがんでいるよりましだが、これもかすんで見難い。何んとかならんかと思うがどうにもならん。最近この汗が苦痛、、、。(2016年秋詠)