浅春や季節も試歩も一歩ずつ

杖を頼りにゆっくりと歩かれている近所の方がありました。そう言えば何やら手術をされるとか、されたとか、人づてに聞いたような記憶があります。ガンバレと声を掛けたいところですが掛けません、、、。あれから一年、久しぶりに見かけたら、歩きはゆっくりながら杖はなくなっていました、、、。(2022年春詠)

浅春の風に棹打つ旗の紐

近くの神社の屋根より高い立派な金属の旗竿、いつも国旗が掲揚されています。風が強いとその旗の紐が竿を打つ音がカンカンと響いて、まるで「たまには上を見ろ!」と言わんばかりの音に聞こえます、、、。(2022年春詠)

浅春の湯気立ててゐる朝の屋根

大霜の朝は野山はもちろん家々の屋根も真っ白です。そこに太陽が当たると一気に屋根の温度が上昇するのでしょう、霜が融けて水蒸気になってもやもやと昇って行きます。春の霜ならではの光景です、、、。(2020年春詠)