滅多に使わないがあると便利な山椒の木。人にもあげられるが、これも滅多にはない。掲句は昨年、買ってきたばら寿司に、、、。(2023年夏詠)
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行く春の家並抜け来る鐘の音
外に出て庭仕事をしているとお寺の方角からゴーンと鐘の音。定期的な鐘ではなく、たぶん観光客、ぼたん寺として売り出してもう長い、、、。(2023年春詠)
田を起こす音賑やかにみどりの日
昨日はオートバイ、今日はトラクター。こちらも音では負けないぞ、、、!(2023年春詠)
山吹や厨より漏る薄明り
近所のお家。通りに面した生垣の向うに台所がある。この時期には山吹、冬には柊の花が、、、。(2023年春詠)
春眠のこのまま覚めずとも良しと
昼寝も気持ちよいけど、もう少し眠っていたいと思う春の朝も気持ちよい。実際覚めなかったら、それはそれでちょっと困るが。夢の中の事、、、。(2023年春詠)
若さてふものの勢ひ豆の花
昔は若かった、、、。(2023年春詠)
故郷へ越ゆる峠や山笑ふ
ゴールデンウイーク、そろそろ実家へ草刈に帰らなくては。峠近くにある山田はそろそろ田植のシーズンかも知れない、、、。(2023年春詠)
春の川覗き何やら二人連れ
駐車場から橋を渡って旧宿場の桜並木を見に行く。その橋の上、下を流れる川のきれいな事。女性の二人連れが覗き込んで何やら話し込んでいる。ちょっと覗いてみたい気もしたがそのまま行き過ぎる。新庄村にて、、、。(2023年春詠)
ふと在りし幸や四葉のクローバー
公園の芝生の隅っこに生えてきたクローバー、広がって小さな島が出来ている。だいぶ広がったなと思いつつ、ふと見ると四葉のクローバー、、、。(2023年春詠)
山藤を映す山湖に波あらず
掲句の藤とは違いますが、散歩途中の河原に自生した藤が今年も咲き始めました。縋る木が無くて、何年たっても地を這うような低いままの藤です。残しておいてやれば良いのに、草刈の度に切られて、それでも毎年花を付けます。強いです、、、。(2023年春詠)