そろそろ帰燕の季節、高く高く小さな点にしか見えないぐらい高い位置を飛ぶ燕、たぶん南へ帰って行く燕なのだろうと、勝手に想像するのです、、、。(2024年秋詠)
投稿者: 牛二
休田も捨田も同じ豊の秋
九月になりました。相変わらず暑いですが秋は秋、休田も捨田も実りの秋、豊かです、、、。(2024年秋詠)
風去りて二百十日の朝となる
八月の終わりの日、二百十日、どうやら昨年は台風の後だったらしい、、、。(2024年秋詠)
秋驟雨大地を冷ましゆく匂
このところ夕立が多い。それも局地的で車で五分も走ると一粒も降っていないという事が多い。驟雨は夏の季語、秋驟雨としたものの気候はいまだに夏、、、。(2024年秋詠)
豊の秋一樹雀の声だらけ
田圃を望む位置にある大きな柿の木から雀の声、それも多量。ついこの間まで雀が減ったと思っていたのが嘘のようです、、、。(2024年秋詠)
菜園の垣の苦瓜真つ赤つ赤
道路沿いの家庭菜園にあるゴーヤの垣、さすがに少し疲れが見えてきた。と思いながら通り過ぎようとした目の隅に真っ赤な色が飛び込んで来た。完熟で真っ赤になったゴーヤ、あの色にはいつも驚かされる。昔育てていて初めてブツブツで真っ赤な物体を目にした時には、不気味な気がして何がなんだか訳が分からなかった。今はそんな事はないが、やっぱり青いうちが良い、、、。(2024年秋詠)
稲穂垂れ水口の音落着きぬ
稲作は最終段階、近くの田圃はどこも良い色になってきました。田圃にはまだ水がありますが、水口の水音はチョロチョロと静かです、、、。(2024年秋詠)
用水の淀みあぶくに秋旱
夏からの旱がここに来て極まった感のあった昨年の秋の旱、いつもなら滔々と流れているはずの用水路に流れているのは大きな泡、それも極ゆっくりと、、、。(2024年秋詠)
我誘ふ如く前ゆく蜻蛉かな
なぜか蜻蛉ってこんな動作をしますね。特にシオカラトンボ、、、。(2024年秋詠)
つかの間の雲の影来て秋涼し
いつまで経っても暑いですが、ふっと来た雲の影に入った時の涼しさは、やっぱり秋だった、、、。(2024年秋詠)