とある山間の集落にて。私のふるさとも同じです。人影なし、柿の木多数、、、。(2023年秋詠)
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柿熟るる侍屋敷自刃の間
足守にある侍屋敷にある自刃の間、実際に使われた事は無かったそうですが、やはり見るだけで緊張します。庭にある柿の木に沢山の実、こちらは熟れて豊作、それほど古い木では無いように見えましたが明るい、、、。(2023年秋詠)
柿熟るる夕日の色のしみ込んで
柿八年どころか、いつ植えたのかも分からない。そんなだからどんな柿か名前も分からない。ちっとも大きくならないので、そろそろ切ってしまおうかと話していたら、今年初めて一つだけ実を付けました。それも気づいたのは熟れて熟柿になってから、、、。(2021年秋詠)
せり出してダム湖の崖の残り柿
道路脇からダム湖へ落ちるようにせり出した山柿の木。当然渋柿。鴉も食べないのだろう熟した色の小さな実がたくさん残っている、、、。(2020年冬詠)
柿の実の色の朝日に勝りけり
葉を落として実だけになった柿の木、ちょうど朝日が差してきたので比較してみました。渋柿かな、、、?(2020年秋詠)
柿一枝甕に差したる杣の家
岡山のまねき猫博物館へ行った時の句です、、、。(2020年秋詠)
一連の柿干してある格子窓
倉敷、あきさ亭、、、。(2019年秋詠)
名園の程よき数の柿熟るる
手入の行き届いた庭では柿の数まで管理されているのだと思った、とある庭での句。我が家の柿の木は成り行きまかせ、それに老木。実は枝によって数も大きさもまちまちで、虫食いも多い。それでも毎年楽しませてくれる。今が採り頃、、、。(2018年秋詠)
柿熟るる八十八番大師堂
街中の路地を入ると突然立派な佇まいの古い大師堂、八十八番と書いてある。いったい全国にいくつの霊場があるのだろうと思うぐらいに、どこに行っても大師堂に行きあたるが、八十八番に出会ったのは初めてだった。ここが最後かラッキーと思ったが、では一番から八十七番はというと、全く分からない、、、。(2017年秋詠)
柿熟るる主在らうと無からうと
我が家の柿も色づいて来ました。田舎ですから柿の木は至る所にあります。空家となったお家の庭にもあります。同じように熟れますが、採る人はなく冬を迎えます。我が家では一応すべて消費するようにしています、、、。(2016年秋詠)