数が減った川の鴨、遠く離れた向こう岸の辺りに二羽、静かに浮いている。たぶんここで来シーズンまで暮らすと決めた鴨なのだろう、、、。(2023年春詠)
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寝そべつて陸に日を浴ぶ春の鴨
河川敷の公園の芝生の上に寝そべって(?)休んでいる鴨。気持ちよさそう。水鳥だって暖かいほうが良いのかな、、、。(2022年春詠)
春の鴨陸の轍に沿いてゆく
誰がつけたのか河川敷の公園に深い轍、陸に上がった鴨がその轍に沿ってよちよちと移動。鴨の足では仕方ないか、、、。(2021年春詠)
尻上げてよいしよと潜る春の鴨
たぶんもう川底には水草の芽が出ているのでしょうね。鴨たちが日差の中でお尻を上げては潜って行きます。見ていて楽しい景です、、、。(2020年春詠)
川広く使う一群春の鴨
今年は例年になく水鳥の姿が少なかった。春になってさらに少なくなってきた。まだ残っている鳥たちが広くなったスペースを使って存分に遊んでいる。もう残ると決めた二羽だろうか、少し離れた所で静かに過ごしている、、、。(2018年春詠)
春の鴨二羽でひとつの水脈曳いて
一転してこんな句を。同じ川で同じ鴨なのですが春になれば春の姿が、、、。(2018年春詠)
流れより速き流れの春の鴨
逆の場面もあるのですが、雪解けで増水した川を、その流れよりも早く下って行った鴨がいました。まるで流れを楽しんでいるよう。きっと水の中の足はせっせと動いていたのでしょう、、、。(2017年春詠)
春の鴨覚悟を決めて太りしか
太目の鴨を見つけた時の句です。なんだか、この地に残ろうと決めたのだから少しぐらい太っても、とでも言っているような、、、。(2016年春詠)
春の鴨水の中にも恋生まれ
鴨はどこで恋をするのだろう。水の中か、陸に上がってか。やはり落ち着いて恋が出来るのは水の中だろうか。なんて暇な事を考えたりするのです。そろそろシーズンなのではないでしょうか、、、。(2016年春詠)
身のまはり隙間の多し春の鴨
掲句は完全なこじつけです、、、。先日読売新聞に、GPSでの位置計算に相対性理論を使うことによって、誤差を5Cm以内に抑えた自動制御の記事が載っていました。昔タイムマシンについて書かれた本を読んだときに相対性理論が出てきて、難しいことはサッパリ分からないけど、何となくタイムマシンの可能性を感じたりしたことを思い出しました。相対性理論は今でもわかりませんが、昔夢の中のことのように感じた理屈が、現実の中で使われるようになっているなんてホント驚きです。人間ってすごいものですね、、、!(2014年春詠)