まだ葉っぱが柔らかいからだろう。強い風が吹くと、山の木の葉が白く、丸ごと裏返っているように見える、、、。(2025年夏詠)
用水の水の豊かに蛇流る
田植シーズンとなって溢れるほどの水量になった用水路。遠くからくねくねする物が流れて来たと思ったら目の前を通過してそのまま流れて行った。この速さじゃあ蛇もなかなか岸に上がれないのだろう、、、。(2025年夏詠)
大でまり遠目に雨を点しけり
田圃一枚挟んだところにあるお屋敷跡に咲く手毬花。晴れの日も良いが雨の日もまた一段と良し、、、。(2025年夏詠)
ある朝にぬつとクレーンの夏木立
やっと道路工事が終わったと思ったら今度は家が建つらしい、、、。(2025年夏詠)
禿頭に汗して犬を走らする
白い中型の日本犬、確か以前見た事がある犬。お爺さんの歩調に合わせてゆっくり散歩していた。その後若い女性に連れられて歩いているので聞いたら「父が病気なので私が戻って・・・」と女性は娘さんかお嫁さんかのようだった。あれから数年、今は句の男性が自転車に乗って犬を走らせている。走る!走る!、お爺さんに連れられて歩いていたのがウソのように、、、。(2025年夏詠)
洗はれて山の新に緑雨かな
雨が降るとついつい雨の句に、、、。(2025年夏詠)
木霊する鉄路の響梅雨近し
そろそろかな?と思うような空模様、、、。(2025年夏詠)
新緑の川面見えざるほど木立
河原に生えている木は成長が早い。数年前にきれいに切られたはずの木々が木立となって、すでに青々とした新緑を見せている。冬の間見えていた川面がほぼ見えないぐらいまでに、、、。(2025年夏詠)
蕗採取日を浴ぶ長きもの逃げて
例年のごとく蕗の収穫、と思いきや太くて長くて黒い青大将の姿が。危ない蛇ではないけれど、一応逃げるまで待って作業に入る。内心はやはり恐々と、、、。(2025年夏詠)
薫風や昼のとんびの輪のゆらり
鳶が居眠りって事は無いだろうから、きっと突然風が変わったのでしょうね、、、。(2025年夏詠)