徒歩通勤をしていた頃、道べりにあった旧家の庭、この季節になると手の届きそうな所に真っ白な大きな花を鈴なりに付けていた。大手毬、まさに名前の通り。実際どれくらいの重さなのか、触ってみたかったが結局、、、。(2024年夏詠)
蕗の葉を千切りて拭ふ手のボンド
木の切口の腐食防止には専用の薬剤でなくても木工用ボンドを塗っておけば良い。と言うネットからの知識でボンドを塗っていたら自分の手にまで塗ってしまった。慌てて近くの大きな蕗の葉をちぎって、、、。(2024年夏詠)
戸と言う戸開けて五月の風通す
現在月一回のペースで実家に帰り、草刈やら掃除やらをしています。その実家で最初にするのが家じゅうに風を通す仕事です。表から裏まで、、、。(2024年夏詠)
まつすぐに道を渡るかなめくぢり
また例によって暇を極めた観察をしようかと思ったが、さすがに無理だった時の句、、、。(2024年夏詠)
苗積んで軽トラ走る代田へり
田植が始まりました。毎年の事ですが活気がある田園風景です。いつもと違うのは米価格の高騰、さてどうなる事でしょうね、、、。(2024年夏詠)
すり寄りし猫抱きしむる若葉寒
都合が良い時は寄って来るのです。都合がわるければ知らん顔、、、。(2024年夏詠)
SNSで届く一枚麦の秋
南のほうの人から麦秋の田園風景の写真。季節の変化は南から。それにしても、広い、、、!(2024年夏詠)
薫風やいつもコトコト一両車
心地よい風の季節になりましたね。一両だけの列車は年がら年中コトコトコトコトです、、、。(2024年夏詠)
黄菖蒲や水面をつつく鯉の口
黄菖蒲が咲き始めました。掲句は昨年、某寺の小さな池にて、、、。(2024年夏詠)
散髪の後の五月の街の風
暑からず寒からず、散髪後の後頭部にちょうど良い五月の風、、、。(2024年夏詠)