年ごとに大きくなっていく栗の木。その表面を覆うように咲いた白い花で、一段と大きく膨れて見える。散ってしまえばまた元の緑で、実りの秋まではその樹の存在さえも忘れてしまう、、、。(2025年夏詠)
梅雨茸その日のうちに消えにけり
ひょろひょろと出て、その日のうちに消えてゆく梅雨茸。昨日確かここに、と思うのですが影も形もなくなっています。美味しそうな茸はないですね、、、。(2025年夏詠)
走り梅雨野良猫二匹雨宿り
走り梅雨ではなくて本物の梅雨に入りましたね。昨年の句、近所の軒先、、、。(2025年夏詠)
四阿の中まで飛沫滝見行
夏は滝に限るとばかり出かけた奈義町にある蛇淵の滝、水量が多くて四阿の中がびっしょりと濡れた状態、手摺には緑色の苔が、、、。(2025年夏詠)
卯の花やこの家も夫婦二人きり
ご近所の大きな平屋のお宅、我が家と同じく二人きり、、、。(2025年夏詠)
異国語の中に薄暑の増しにけり
苦手です、、、。(2025年夏詠)
大川の二羽が一組夏の鴨
冬の間は賑やかだった川面に今は数組の鴨が見えるだけ。どれも二羽ずつで広い川面につかず離れず、静かに泳いでいる。仲がよさそう、、、。(2025年夏詠)
早苗田の補植の足と鷺の足
田植機で植えた後の失敗箇所を植えるのが補植、鷺は言わずと知れた小動物を探して、どちらも抜き足差し足、、、。(2025年夏詠)
自転車の白シャツ風に膨らませ
散歩する土手の道を通学に使っている男子高校生。聞いた訳ではないが、もう三年生のはず。見かけだした頃から自転車が小さめに見えるような大きな細い身体を少し前屈みにして、斜め下を見ながら黙々と漕いですれ違う。きわめてシャイな感じの若者で挨拶はしない。数日前から白シャツになったが、風が吹くと前屈みなもので余計に背中が膨れて見える、、、。(2025年夏詠)
ピーマンの苗の真みどり六月に
早くも六月。あれっ?去年ピーマンを植えた記憶は無いのにこんな句がある。ホームセンターで見た野菜苗の色かなあ、、、。(2025年夏詠)