自転車の白シャツ風に膨らませ

散歩する土手の道を通学に使っている男子高校生。聞いた訳ではないが、もう三年生のはず。見かけだした頃から自転車が小さめに見えるような大きな細い身体を少し前屈みにして、斜め下を見ながら黙々と漕いですれ違う。きわめてシャイな感じの若者で挨拶はしない。数日前から白シャツになったが、風が吹くと前屈みなもので余計に背中が膨れて見える、、、。(2025年夏詠)

逃げば追ひ追へば逃げして蛍かな

蛍を見ていると動きが速くなる時に強く光るようです。蛍二匹の動きを見ているとまるで恋、恋そのもののように見えます。一匹が強く光って逃げるように離れ、光が弱まる頃にもう一匹が強く光って後を追う。また光を強めて離れ、また後を追う。時々縺れて、なんてまるで恋そのもの。今年も先日実家に帰って観察してきました、、、。(2025年夏詠)

用水の水の豊かに蛇流る

田植シーズンとなって溢れるほどの水量になった用水路。遠くからくねくねする物が流れて来たと思ったら目の前を通過してそのまま流れて行った。この速さじゃあ蛇もなかなか岸に上がれないのだろう、、、。(2025年夏詠)