夏は昼寝にかぎる、、、。(2025年夏詠)
我に喝与えよ背戸の灸花
別名「ヘクソカズラ」、花の中心が赤く灸の跡に似ているからついた名前らしい。詠んではみたものの、本物の灸なら喝にもなるが、、、。(2025年夏詠)
屯して庭の暗がり川蜻蛉
家が川に近いせいか庭に川蜻蛉(おはぐろとんぼ)がよく来る。何匹も来て塀の上や庭の暗がりにたむろして、羽根を開いたり閉じたりしている。塀の上に同じ向きで並んでいたりして、なんとなく面白い蜻蛉、、、。(2025年夏詠)
軋みつつ上がるシャッター大南風
我が家のシャッターは手動でガラガラと上がります。掲句は近所の電動のシャッター、音を立てながらゆっくりと上がって行きます、、、。(2025年夏詠)
野球少年日焼の顔と白き歯と
ユニホームの白に余計に目立つ日焼けの顔と白い歯、高校野球のシーズンですね。かくいう私もラグビーをやっていた頃の夏休みには、実家に帰ると母が「どっちが前かわからんがな」と笑っていました、、、。(2025年夏詠)
人声のありて増したる暑さかな
ちょっと一休み、と木の下のベンチに腰掛けて池を眺めていると大声で話しながら近づいてくる二人連れの男、いきなり暑さが増して汗が出て来る感じ、、、。(2025年夏詠)
人見えぬ限界集落蝉しぐれ
梅雨明けと同時にセミの声が聞こえ始めました。自然って不思議なものですね。掲句は昨年、田舎での蝉時雨、、、。(2025年夏詠)
遠近に草刈る音の日曜日
専業農家は少ないので必然的に休日が草刈りの日になります。あちらでもこちらでも、賑やかです。それとは別に今日は町内の奉仕作業、こちらは皆さんの後からぼちぼちと、、、。(2025年夏詠)
何も無き道に躓く極暑かな
躓く、それも平坦なアスファルトの道で、という事は暑さに疲れて足が上がっていないという事なんだろう、と思った昨年の句。それが最近は疲れてもいないのに何でもないところで躓く事が多くなったような気がする。これは、明らかに老いなんだろうなあ、、、。(2025年夏詠)
一人へり二人へりして夕立かな
プールのそばにある公園は休日になると多くの親子連れでにぎわう。車の中で見ているとその親子連れが急に帰り支度を始める。「おやっ?」と思っているうちにどんどん人が減って行き、急に車のフロントガラスにポツポツと雨粒が、、、。(2025年夏詠)