理由はいくらでも付くもので、梅雨の雨を理由に横着を決め込んでいたら生垣が大変な状態になってしまった。仕方なく脚立に乗って汗をふきふきの手入れ作業。何の拍子か時折強い風が通り過ぎて行く。全身の力が抜けるぐらい気持ち良い風、、、。(2022年夏詠)
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涼風の来たればベンチ動かれず
どこに限らず、もうアカンと腰を下ろしたベンチにさっと涼しい風が吹いて来た時の気持ちよさは、何んとも言えない。しばらくは動く気になれない。掲句は西川緑道公園、、、。(2015年秋詠)
涼風のその一閃にする吐息
涼しさについホッと息を吐く事ってありませんか?掲句は実家の開け放った座敷の仏壇の前に座った時の句ですが、ここが実家の特等席、、、。(2013年夏詠)
涼風の一閃音の消えしごと
倉敷吟行での句。阿智神社の蝉音の中を独り彷徨っていると、突然風が吹いた。長い石段を登り汗ばんだ身体が一瞬涼しくなった。頭の中が空っぽになり、周囲の音が消えたような感じがした。(2011年夏詠)