最近時々蚊に刺されます。どうやら暑すぎて弱っていた蚊がちょっと気温が下がって来たので力を盛り返してきたみたいです、、、。(2023年秋詠)
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叩かれて秋の蚊薄き点となる
ちょっと気温が上がるとまだ出てきますね。叩くと点になってしまう程小さくて色も薄いのに痒さだけは格別、油断はできませんよ、、、。(2022年秋詠)
やつかいな物よ秋の蚊眼の隅に
これは本物の蚊、眼の隅には飛蚊症の蚊も、、、。(2022年秋詠)
血を吸うて尚離れざる秋の蚊は
なかなか昼間は涼しくなりませんね。庭仕事をしているといまだに蚊に悩まされます。それも夏よりもしつこい気がします。活動出来る期間はもう少し、蚊だって必死なのは分かりますが、、、。(2020年秋詠)
神参り付き来る秋の蚊を払ひ
しばらく雨が続いて寒かったので、もう蚊は出ないかと思ったら、ちょっと考えが甘かった。気温が上がればやっぱり出て来る。掲句は昨年、、、。(2020年秋詠)
老犬の遅し秋の蚊道連れに
人間が普通に歩くと蚊はついて来られないから刺される事は無いと何処かで聞いたような記憶があります。でも老犬はそうは行きません。狙われるのです。同じ速度で歩いていても、私より犬のほうが狙われます。気づけば追っ払ってやるのですが、少し経てばまた、、、。(2018年秋詠)
血の一滴与へて秋の蚊を叩く
肉を斬らして骨を切る、、、。(2017年秋詠)
声にして追へど逃げざり秋の蚊は
また面倒なものです。眼鏡があるからいきなりは打てないと分かっているのかどうか、眉毛の一番端っこの辺に確かに蚊の気配、両方の手がふさがっているのに、、、。(2017年秋詠)
老人と話して秋の蚊に刺され
吟行途中で話しかけられ、しばらく逃げられずにいるうちに蚊に刺され、あちこち痒くなってきたときの句です。お年寄りの話は出来るだけ聞いてあげるようにしていますが、この時ばかりは途中で、、、。(2015年秋詠)
秋の蚊の必死こちらも必死なる
暦を見たら今日のところに「十方ぐれ入り」と書いてある。何のことやら分からないので調べてみた。十方暮 : 民間暦で甲申(きのえさる)の日から癸巳(みずのとみ)の日までの一〇日間をいう。この間は天地陰陽の気が和合しないで、十方の気がふさがり、万事に凶であるという。 [国語大辞典(新装版)小学館 1988] という事らしい。ご用心、、、。(2014年秋詠)