くずもちは好きだが葛は嫌い。葛根湯のお世話にはなっているが葛は嫌い。我が家の裏でも、実家の裏でも、絶えず葛との格闘を続けている。しかし、葛の勢い留まるところを知らず。もう負けそう。掲句は散歩途中の河原に降りる脇道。両側から葛が攻めて来て、今では人間一人通るのがやっとの状態に、、、。(2024年秋詠)
月: 2025年9月
秋風や川に向かひて手を合はす
昨年の今頃、散歩途中で何度か見かけた人。いつも同じ辺りで川に向かって瞑想するように佇み、その後静かに手を合わせる。すれ違う時に見るとちょっと近寄りがたい感じの男性、、、。(2024年秋詠)
灯の消えて人無き里の流れ星
もう限界集落となった我が故郷は灯が少ないだけに夜空がきれいです。星も夜間飛行の点滅灯もよく見えます。もちろん流れ星も、、、。(2024年秋詠)
鵙の声屋根に聞きつつ庭手入れ
鵙の声が聞こえ始めました。そろそろ冬の準備が忙しくなるのでしょう。私も冬の準備の庭手入れ。冬までに終わるかどうか、、、。(2024年秋詠)
一両車駅出る時の秋の声
これも秋の声だと思った遠くの駅を出る一両車のプアーンと鳴る合図、澄んだ音、、、。(2024年秋詠)
新物とラベル輝く秋刀魚かな
今年のサンマは大きいですね、、、。(2024年秋詠)
一雨にストンと秋の深まりぬ
やっと秋らしくなって来ました。芸術にスポーツに食欲に、、、。(2024年秋詠)
彼岸花地神はどれも自然石
田舎の道端によく祀ってありますね。あれです。縦長の自然石に「地神」と大きく彫ってあります。自然石だから気づくのかも知れませんね、、、。(2024年秋詠)
木の実落つ末社の錆びしトタン屋根
うわっ!びっくりした!人っ子一人いないと思っている中で大きな音、、、!(2024年秋詠)
朝露に一歩踏み出す躊躇かな
河川敷の公園の芝生がきれいに刈ってある。久しぶりに降りてみたい気はするが、朝露を思うとちょっと躊躇。使い込んだスニーカーでは、、、。(2024年秋詠)