実家の前の谷川には鮠やその子の小魚が泳いでいます。比較的大きい魚は人影を見ると岩の間に隠れてしまいますが、メダカほどの小さな魚になると人間お構いなしです。流れに手を浸すと寄って来ます。何もないと分かればまた散っていきますが、、、。(2023年夏詠)
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牛の眼の宙を映して牧涼し
まだ五月と言うのに暑い日が続きますね。で、ちょっと足を延ばした昨年の蒜山高原での句、、、。(2023年夏詠)
風涼し海に向かへば海の風
俳句で「涼し」は夏の季語、夏の暑さの中にあってこその涼しさを表現する。と、たいそうな事を言うつもりは無いのですが、今日を逃すと書けないと思うのでこの句を、、、。(2022年夏詠)
天辺に来て涼しさの観覧車
暑いからと渡された団扇を持って乗り込んだ観覧車もさすがに天辺まで来ると涼しかった。目的だったシャクナゲを空から見学、たまには観覧車もいいもんだ、、、。(2022年夏詠)
素麺のラベル涼しき波模様
昔ながらの濃紺で描かれた素麺のラベルの波模様。「やっぱこれだねっ!」と言った感じで、茹でる前から涼しさを感じる、、、。(2021年夏詠)
亀涼し首だけ出して水の中
亀は甲羅干しをするものと思っていたら、石に足をかけて首だけが水の上、甲羅は水の中に浸かっている。まあこれだけ暑ければ、石の上では甲羅の中で蒸し焼きにならないとも限らない。脱ぐわけにもいかず、、、。(2021年夏詠)
水滴を置く水指の涼しさよ
テーブルの中央に置かれたガラス製の水指、植物らしい模様越しにたっぷりと氷を浮かべた水面が見える。その水量を表すように、水面より下の表面には水滴が付いている。見ている間に水滴は成長し、次の水滴を伝うようにして線になって流れた、、、。(2020年夏詠)
息ひとつ後は涼しき顔となる
今日が愛犬「もみじ」の一周忌です。俳人の性で俳句にした何句かを今日から書きます、、、。(2019年夏詠)
植木屋の音で涼しさ作りゆく
植木屋さん忙しそうです。最近は機械の音が多いですが、そうではなく高い木の上でパチリ、パチリと、、、。(2019年夏詠)
一雨の後を涼しく海に立つ
昔は無かった海の日ですね、、、。(2018年夏詠)