秋の蝉ぶつかり落ちてそのまんま

蝉の飛翔は上手じゃあない。何やかやによくぶつかる。掲句の蝉は壁、ぶつかって地に落ちて仰向けのまま動かず。たまたま余命の少なかった蝉かと触ろうとするとジジジジと鳴いて飛んで行ってしまった。遊んだような遊ばれたような気分、、、。(2024年秋詠)