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犬と歩けば

渡辺牛二の俳句ワールド

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日: 2025年10月7日

月光の満つる一間の明るさよ

昨日の続きです、、、。（２０２４年秋詠）

投稿者牛二投稿日: 2025年10月7日2025年10月2日カテゴリー 2024タグ月光, 秋月光の満つる一間の明るさよへの2件のコメント

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稜線に沿ひし鉄塔秋の山
新米を積み軽トラの誇らしく
秋の夜の猫の争ふ月あかり
月光の満つる一間の明るさよ
名月に覗かれてゐる二階かな
玉入れの放送の声秋の風
着実に日毎に増えて刈田かな
早々と落つる桜の薄黄葉
朝日背に露のきらめき追ふ散歩
どの家も柿熟れてをり杣部落
両側より攻めて狭まる葛の道
秋風や川に向かひて手を合はす
灯の消えて人無き里の流れ星
鵙の声屋根に聞きつつ庭手入れ
一両車駅出る時の秋の声
新物とラベル輝く秋刀魚かな
一雨にストンと秋の深まりぬ
彼岸花地神はどれも自然石
木の実落つ末社の錆びしトタン屋根
朝露に一歩踏み出す躊躇かな
慈雨となる昨夜の一降り彼岸花
秋澄むや山越えてゆく高圧線
ででぽぽの声秋冷の朝の空
天高し魂吸はれゆく如く
通夜帰り街灯りにもある秋思
贖罪の如く草抜く秋の庭
四股デッポウ厳禁秋場所国技館
警笛の谺の走る秋の山
虫の闇分けてゴトゴト終列車
聞き分くる声のいくつや虫の闇

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稜線に沿ひし鉄塔秋の山に牛二より
稜線に沿ひし鉄塔秋の山に money.child より
新米を積み軽トラの誇らしくに牛二より
新米を積み軽トラの誇らしくに money.child より
秋の夜の猫の争ふ月あかりに牛二より

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