目覚むるはホテル小窓を打つ時雨

四国赴任中の句、あれから二年かと思うと懐かしい、、、。その四国でお世話になった方から年末に食べきれないほどのみかんが届いた。その方が昔津山でお世話になった方が私の近所で、そこにも届けて欲しいとのことなので持っていった。声をかけたが、玄関は開いているのに留守だった。四国からの手紙が入っているので分かるだろうと、玄関に置いて帰った。しばらくして今度はその方が家へ来られた。「届けてくれてありがとう。これは他からの貰い物だけど」と、林檎と洋ナシと純米酒を出された。私はみかんを200mほど運んだだけで、申し訳ないと思いながら、それも遠慮なくいただいた、、、。みかんを四国から我家まで運んでくれた、もと部下のN君、ありがとう、、、。(2011年冬詠)

駅頭に立てば時雨るる夜明空

四国での最後のサラリーマン生活での句。夜明け前から起き出して散歩、ホテルのフロントで貰った地図を頼りに阿南市内を散策、二十分ぐらいは歩いただろうか、たどり着いた駅で時雨に会った。駅舎に入り、しばらく人の流れを眺め、時雨の通り過ぎるのを待った。外に出ると明けかけた街のクリスマスのイルミネーションが時雨に濡れて滲んで見えた、、、。(2011年冬詠)