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渡辺牛二の俳句ワールド

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タグ: 花茗荷

畔川の水満々と花茗荷

（２００２年秋詠）

投稿者牛二投稿日: 2014年8月22日カテゴリー 2002タグ秋, 花茗荷畔川の水満々と花茗荷にコメント

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初雪やほろりと零すメロンパン
小春日や猫を留守居に絵画展
水鳥の数の航跡入り乱れ
大根引帰りの空の茜色
風に意思ありて落葉のまた走る
石蕗の花加はりぬ木の根方
木には木の地には地の神里神楽
ただよひしハングライダー小春空
採れさうで採れぬ柚子の実刺の奥
空つぽの一両電車冬ぬくし
昨日より増えし川面の鴨の数
うとうとに釣られうとうと小六月
川普請用に始まる道普請
一通は喪中の葉書夕時雨
膝に来て猫温かし冬はじめ
一夜にて一木一草皆冬に
靴底に噛みし石鳴る冬隣
行く秋を惜しむか鳶の輪と声と
走蕎麦旅の初めの腹支度
道標たどりて蕎麦屋文化の日
山門の外にも銀杏黄葉かな
明け近き空に声だけ鳥渡る
老ひし眼の瞑りて見ゆる銀河かな
電球色のＬＥＤやそぞろ寒
灯火親し未だ読めざる父の文字
人の住む証杣家の吊し柿
朝寒の空に刃の月と星
蟋蟀の鳴きつくしたる一個体
飛石にまだらの模様秋時雨
田仕舞の煙遠近暮の秋

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小春日や猫を留守居に絵画展に牛二より
小春日や猫を留守居に絵画展に money.child より
水鳥の数の航跡入り乱れに牛二より
水鳥の数の航跡入り乱れに money.child より
大根引帰りの空の茜色に牛二より

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