行春の潮目に白き波頭

ほど良い海風に吹かれ、鷲羽山の展望台からの眺めはすばらしかった。そして下りの、転げ落ちそうな道から眺めた海の色も。色が異なるのは、あれが潮目というものかと、山の中に住んでいる私は勝手に想像したのでした、、、。(2012年春詠)

行く春の潮目に白き波頭

また続きです。句会では初めてMさんにお会いしました。Mさんの句はいつも拝見しながら、どんな方だろうと思っていました。正直なところ、少し気難しい方かなと思っていたのですが、そうではありませんでした。やさしそうな年配の方でした。Mさんのコーヒー、Kさんの柏餅、そしてH女史の御薄と、いたれりつくせりの句会ではありました。満腹、いや満足して帰途につくことができました。作者はどんな方だろうと、想像しながら鑑賞するのも俳句の楽しみの一つですね。(2012年春詠)