山一つ越えて故郷空は秋

中学時代の同窓会で田舎まで帰って来た。国道313号線を走り、田和山トンネルを抜けると道は一気に谷底へと下って行く。石灰岩地帯の切り立った山が両側から迫って来る。この山を見ると故郷が近い事を実感する。やがて道は開け、高梁の街に出る。空は高く、明らかに秋の様相を見せている。山が豊かで、水が豊かで、人心も豊かで、故郷は有難い、、、。(2016年秋詠)