すぐに止むだろうと無人のお堂の軒先を借りて空を見ていた。動きの速い雲の間から時たま太陽が顔を出す。と同時にスポットライトを浴びたように、雨が光る線の帯となって浮かび上がる。すぐにまた翳る。その繰り返し。見ている間に雨が止んで、光だけになってしまった、、、。(2016年秋詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
すぐに止むだろうと無人のお堂の軒先を借りて空を見ていた。動きの速い雲の間から時たま太陽が顔を出す。と同時にスポットライトを浴びたように、雨が光る線の帯となって浮かび上がる。すぐにまた翳る。その繰り返し。見ている間に雨が止んで、光だけになってしまった、、、。(2016年秋詠)