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犬と歩けば

渡辺牛二の俳句ワールド

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タグ: 草の花

年月の崩す廃屋草の花

少しずつ、少しずつ、、、。（２０１９年秋詠）

投稿者牛二投稿日: 2020年9月11日2020年9月8日カテゴリー 2019タグ秋, 草の花年月の崩す廃屋草の花への2件のコメント

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雨傘のぼそりと開くそぞろ寒
小鳥来る時に逆さになりもして
深秋の日差に匂ふ醤油蔵
朝寒や始発その次電車過ぐ
角多き城下の小径菊日和
尻尾より流れて朝の鰯雲
一雨に進む季節や山紅葉
人間の暮らし眼下に鵙高音
釣人も見てゐる人も秋麗
蟷螂の羽根と足とが石の上
おはやうの他は異国語そぞろ寒
下は地獄組体操の秋天へ
黄落や使い古しの烏の巣
小流れの音を集めて芋水車
紅引いて男の子凛々しき秋祭
語りたき事あるやうに秋の蝶
犬と猫寄り添うて寝る夜寒かな
秋日濃し漢眠れる土手の草
電柱をのぼりし葛の獣めく
でんと腰据ゑたる老爺鯊日和
一日でなりし刈田の広さかな
秋日濃し甕のメダカの子沢山
血を吸うて尚離れざる秋の蚊は
運転手だけの一両秋日和
どんぐりの落ちて音なし草の屋根
切る度に白さ増す髪そぞろ寒
コスモスを括るコスモス色の紐
田のあれば畦あり燃ゆる彼岸花
音立てて閉める抽斗秋黴雨
さそふかに籠の鈴虫道の駅

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雨傘のぼそりと開くそぞろ寒に牛二より
雨傘のぼそりと開くそぞろ寒に money.child より
小鳥来る時に逆さになりもしてに牛二より
小鳥来る時に逆さになりもしてに money.child より
深秋の日差に匂ふ醤油蔵に牛二より

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