茶の花や空家静かに崩れゆき

かつては手入れの行き届いた生垣だったのだろう。その生垣の中に数本の茶の木が混じっている。普段は奔放に伸びた周囲の植物の中で全く目立たない存在だが、この季節になると白いおとなしい花をつけ、その花によって茶の木があった事を思い出すのだった。空家のある場所は滅多に通らないが、通るたびに少しずつ崩れていき、今年はとうとう倒壊してしまった、、、。(2015年冬詠)

「茶の花や空家静かに崩れゆき」への2件のフィードバック

  1. 先日も尾道の古い家の倒壊が話題に上っていました。
    妻の実家も両親が他界して無人状態、今後どうするのか?
    義兄と妻で相談でしょうが、更地にするにしても多額のお金が必要なだけになかなか話が進まないのでしょう。
    全国にはそんな建物が随分多い様ですね。

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