蹲に空のゆれをり涅槃西風

かつての会社の同僚を訪ね、縁側のひだまりで男三人が話し込んだ時の句です。縁側はひだまりですが、外の風は冷たそう。手入れの行き届いた手作りの庭に据えられた蹲、その空の映った水に漣がたっていました、、、。(2017年春詠)

「蹲に空のゆれをり涅槃西風」への2件のフィードバック

  1. 涅槃西風なる言葉は初めて知りました。
    涅槃は西に在ると言われているから涅槃風でも西風と考えられると思いますが、そこを涅槃西風と表わすのは何故なのですか?

    1. 釈迦入滅の日(旧暦2月15日)前後に吹く西風を涅槃西風(ねはんにし)と言います。彼岸の前後に吹く西風は彼岸西風と言います。涅槃の方角ではなく、涅槃(釈迦入滅)の時期ということです。

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