堰開けて通す萍紅葉かな

稲が稔るのと一緒に浮草も色づいてくる。稲の誇らしげな色に比べて、こちらはちょっと寂しい。上流の田圃の落し水で用水路に出た浮草が下流の堰を越えられずに溜まっている。その堰の板を外して浮草を流してやる。しばらく行くとまた次の堰があるだろうが、とどまったり流れたりしていくうちに、いつの間にか浮草は無くなって行くから不思議だ、、、。(2021年秋詠)

「堰開けて通す萍紅葉かな」への2件のフィードバック

  1. 萍(うきくさ)、こんな漢字があるのですね。
    くさかんむり:植物
    さんずい:水
    たいら:偏平
    成る程と思わされます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です